経営学 その5「本質的ニーズを満たす」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
「本質的ニーズを満たす」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
本質的にまだ満たされていないニーズとは何か?
基本的に本当に欲しいと思ってくれいないものでなければ、
売れない。当然です。
さて、先ずは、経営者の種類を考えてみましょう
職人型経営者
全体の95%がこの職人型経営者と言われています。
「兎に角、品質の良い商品を創りたい」と考えており、
「良い物は、口コミで売れる」と思っています。
作った物を、売る方法
21世紀の物余りの時代には対応出来ず、良い物を作っていても、必要が無ければ売れない。
そして、売れないのは商品のまだまだ品質が足りないからと更に高みを目指し、苦しい経営になる。
商人型経営者
「顧客は何を求めているのか?」を調べ
「それを解決出来る、商品・サービスを開発する」
マーケティングして、商品開発に移行する。
ニーズを調べてから、作る方法 お客様神様です経営
21世紀初期は良かったですが、今はどの競合他社も同様のマーケティングをしており、同じ時期に同じ情報を集め、そのニーズ合わせた商品開発をしてしまうと、各社同時に同じ商品が出揃い、短期間は利益が出るが、直ぐに価格競争に陥、利益が出にくくなってしまい苦しく経営になる。
20世紀は 職人型経営者 作れば売れた時代
21世紀初期は 商人型経営者 物余りの時代
今現在は職人・商人型経営者が求められます。
自分たちしか出来ないオンリーワンの商品・サービスをニーズ考えて開発する。この形が必要になるのです。
自分たちの強み、やりたい事を十分に活かし、自分達でしか開発出来ない高みまで登った商品・サービスを、今の市場の必要性「本質的にまだ満たされていないニーズは何か?」を考慮して、開発し、その商品・サービスの価値が100伝わる方法で販売展開をしていく。
この両方を備えた経営者になる必要があるのです。
さて、「本質的にまだ満たされていないニーズは何か?」と考えた時、本質的とは何でしょうか?
此処が判らないと本当のニーズに気がつけないのです。
職人型経営者脳は出来る限り商品サービスの性能や品質の向上を図ってしまいがちです。
その性能と品質が、果たして消費者は本当に望んでいるのか?
消費者が本当に望んでいるものとは何かに視点を置かないといけません。
PCで例を話します
職人型脳は
CPUの速度がどれだけであるとか
HDの容量がこんなに大きいとか
アプリケーションソフトがこんなに入っているとか
その機体にどれだけ自分達の優れた技術が入れ込めるかに視点を置いてしまいがちです。
しかし、PC売り場に居るお客さんの全てはそれを望んでいるでしょうか?
そもそも、お客さんはそのPCで何がやりたいのか?目的があるはずです。
其処に焦点を当てて、満たされていないニーズを探すのです。
PCの技術では無く、お客さんはそのPCで何をするかです。
もしかしたら、PCではなく、その目的が達成できる商品なら良いのかもしれません。
お客さんが求めているのは、商品では無く、目的が満たされる結果が欲しいのです。
故にその商品ではなくても、自身の目的が満たされる結果が得られる商品なら、PCではなくても良いのです。
PCではなくて、スマホでもいいかもしれません。スマホでは無く、タブレットでもいいかもしれません。全く別のものでも良いのです。
何が何でもPCで無ければならない、のでは無いと言うことに気が付かないと、このニーズが見えてこないのです。
PCを探しているのは表面上の行動で、本来はそれで行いたい目的があり、その目的を満たせる結果を出すものを求めにきているのです。
本質的なニーズとは 商品では無く
本質的なニーズとは 目的の結果なのです
職人として最高のものを追求することは大切です。
そしてその技術でオンリーワンの商品サービスを提供できる事は最高の強味です。
しかし、その強味を売りにするのではなく、
本質的に満たされていないニーズを見つけ、
そのニーズに強味を生かしていくことが重要となります。
その本質的ニーズとは 目的の結果
それは欲求から来るもので、
その欲求とは感情
これを満たす為のニーズに、
自社の強味を最大限に生かした
商品・サービスを開発するのです
これからの時代
本当に良い品質 性能の商品で その高めた技術で オンリーワンの商品サービスでなければ生き残れません。
他社には絶対に負けない気持ちとその向上心は必須です。
そして、その強味は、お客様が本質的に求めている物に最大限活かし、商品サービスを開発し、その価値を100伝えられる力が必要です。
故に 第一に 本質的ニーズを知る
経営者は職人型と商人型の片方では無く、両方を兼ね備えた経営者が必要とされているのです。
20世紀の職人型では無く、21世紀に進化した職人型となり、
21世紀初期のお客様の希望だけを叶える商人型ではなく、今後は本質的ニーズを満たすオンリーワンの商品・サービスで、お客様に求められる経営を目差すのです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
ではまた